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<チリ地震>100〜150年間隔でM8超…チリ中南部沖(毎日新聞)

 27日未明、南米チリで発生したマグニチュード(M)8.8の大地震。南米大陸の太平洋沿岸には「ペルー・チリ海溝」があり、ナスカプレート(岩板)が西から南アメリカプレートの下に年約8センチのスピードで沈み込んでいる。二つのプレートにはひずみがたまりやすく、地震が繰り返し起きる多発地帯だ。

 理科年表などによると、今回の地震の震源地に近いチリ中南部沖では、16世紀以降▽1575年▽1730年▽1837年▽1960年−−と100〜150年程度の間隔でM8以上の巨大地震が発生。1960年5月22日(現地時間)に起きたチリ地震は、規模をより正確に示すモーメントマグニチュード(Mw)が9.5で、記録が残る中では世界最大とされている。

 チリ地震による津波は米ハワイ島で約10メートル、日本の三陸沿岸などにも3〜6メートルの高さで押し寄せ、日本での死者・行方不明者は141人(「最新版日本被害地震総覧」)に上った。米地質調査所によると、今回の地震の震源はチリ地震の震源から約230キロ北にある。【奥野敦史】

 ◇「津波は必ず日本に到達」…専門家、注意喚起

 今回の地震について専門家は「チリとは約2万キロ離れているが、津波は28日午後、必ず日本に到達する。太平洋沿岸では十分に注意を」と呼びかける。

 東北大の今村文彦教授(津波工学)によると、今回の地震の震源付近では大規模な地殻変動が起き、その上の海水が広範囲に上下したとみられる。このような津波は周期が長く、伝播(でんぱ)する途中でエネルギーが衰えないという。【江口一】

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